創作の森に迷い込んだカエルの話

写真家、小説家などの創作活動にあこがれるカエルが、ふとしたきっかけで富士山の麓にある創作の森に迷い込んでしまったお話

超ショートショートの不思議な世界 医学vs呪い

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「医学vs呪い」

 

 私は自他ともに認める名医だ。

 どんな病でも、どんな怪我でも私は絶対に治すことが出来るのだ。

 しかし、そんな私の余命はあと一か月。

 こればかりはどうすることもできない。

 私は呪い殺される運命なのだ。

 多額の保険金が掛けられた男性を、大怪我から見事に救い出したのだが、その後、彼の妻からメールが来た。

 余計なことしてくれた、あなたを呪い殺してやる。

 世界的に有名な黒魔術師に依頼して、一か月後に私を呪い殺すという。

 私は医学の分野以外は素人同然なのだ。

 そして一か月が経過した。

 私は生きている。

 私は私の体のありとあらゆる部分を治療し、様々な器官を入れ替えてきた。

 その結果、どうやら私の体は、本来の私という人間の体ではなくなってしまったらしい。

 呪いは通用しない体になっていたのだ。

超ショートショートの不思議な世界 食品サンプル

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「食品サンプル」

 博士からメールが来た。

「お歳暮に送ってもらったタコ、とても美味しかった。どこで取れたタコなのか教えてください。ところで私にお願いしたいこととは何ですか?」

 その後、博士の体調は全く問題ないという。

 お願いしたいことの返事はこれで十分だった。

 火星で発見された、地球のタコに似た生命体。あまりにも大量に存在しているため、人間の食用に適するかを調べてもらうために、博士にサンプルを送ったのだ。

 それをお中元と勘違いして・・・

 返事を返さねば。

「お送りしたタコ、火星で取れたものです。おかげさまで、近日中にはスーパーの店頭に並ぶようになるかと思います」

 それにしても毎度のことながら、せっかちな博士だ。

超ショートショートの不思議な世界 未来のために

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「未来のために」

 過去の歴史を変えようとしている組織がある。
 その情報を入試した我々は、さっそく調査を開始した。
 ご存じの通り、過去を変えることは未来を変えることにつながる。どんな小さな出来事であっても、過去の歴史を変えることは許されないのだ。
 私は組織の一人を追って、彼が逃げ込んだ時代に私はトリップし、追い詰めた。
 彼は私に消される直前に、偶然通りかかったその時代の一人の青年に銃の引き金を引いた。
 大変なことになってしまった。
 青年を死なせるわけにはいかない。
 私は青年を私の時代に連れてきて、最新医療技術を駆使して命を救い、そして元の時代に送り届けることに成功した。
 良かった、歴史を変えることを何とか食い止めることができた。
 青年が目を開ける。
 命を助けてくれてありがとう。
 青年はそう言うと、自らの懐から拳銃をとりだし、こめかみに当ててこういった。
 僕が自ら命を絶たないと、歴史が変わってしまうんだ。そんなことになったら未来が大変なことになる。君の存在も消えてしまうかもしれない。
 そういって彼は引き金を引いた。

超ショートショートの不思議な世界 侵略者

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「侵略者」

 

 もうそれは人々にとって当たり前の光景になっていた。

 その花は最初に地球にやって来た時は、ひっそりと街の片隅で小さな花を咲かせているだけだった。

 そして少しずつ時をかけてその数を増やしていった。

 その花の存在は、人々の意識の片隅に無意識のうちに入り込んでいったため、今こうして大量に増殖しても注意を払う人はほとんどなく、季節の当たり前の光景としてとらえていた。

 朝日に向かって一斉に花を咲かせるその集団、植物に見えるが実は地球の知的生物とは全く違うタイプの異星人たちで、集団で一つの意思を持っているのだ。

 その者たちの地球侵略は着実に、そして確実に進んでいる。

 しかし人間は誰も気にとめない。

 近い将来、彼らは地球の表面を覆いつくし、征服してしまうのに。

Webライターのひとりごと「Webライター、書くことが好きなだけではできない仕事」

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 書くことが好きで、写真を撮ることが好きで、そのどちらかで収入を得ることができたら私の人生もっとたのしく過ごせるのではないかな。

 好きなこと沢山見つけて、目指せポートフォリオワーカー(複業)と現在活動中なのですが、収入を得る道はかなり厳しく遠い。

 そのような中で、副業ブームで注目を浴びている職種の一つ「Webライター」に挑戦することにしてみました。

 

 前回、書くことが好きな僕はWebライターに向いているのではないかと書いて記事を終了したのですが、その後感じたことを書いてみます。

 

クラウドソーシングサイトに登録してみた

 ネット上ではWebライターに関する様々な記事があふれています。電子書籍でも沢山読むことが可能で、僕も集中して情報を収集し自分なりに研究してみました。

 そして、誰しもが勧めるクラウドソーシングサイトにも登録し、さあ本格的活動しよう!

 と意気込んだのですが・・・

 

仕事の単価がバカ安い

 Webライターの仕事、単価がバカ安なのです。

 1文字当たり1円など夢のまた夢、大半が仮に仕事をゲットしたとしても手元に入ってくる金額は1文字0.5円以下。

 皆さん1時間に何文字書けますか?

 また、Webライターの仕事は書く前に資料を集めなければなりません。その時間も必要なのです。

 と、まあこの辺りは読み集めた記事や本にもしっかりと書かれていました。

 しばらくは修行で、安い単価で実績を作ることも必要なのです、と。

 知ってはいたけど、ほんとにバカ安いな。

 

えっ、この仕事って?

 仕事の内容で、「あれっ」と思うものも多々あります。

 比較的自由に記事が書ける仕事の大半は、ブログ記事の作成依頼。

 こちらは比較的自由に書ける為なのか単価も安い。

 また、2万字近くの記事の作成依頼もぽつぽつと見受けられます。

 安いですよ、1件2千円前後。

 これらの仕事を発注している人って、その目的は何なのでしょうか。

 仕事の内容からちょっと深読みしてみました。

 

ブログ記事の作成依頼

 ブログ記事の依頼は、自分のブログのアクセス数を増やすことが目的で記事を依頼しているのでしょうね。

 私もこのブログの前身で書いていたブログは、アフリエイトとして収入を得たい目的もありましたので、記事数を沢山書いて載せることに労力を使いました。記事数が100を超えるあたりからアクセス数も上昇して行ったのですが、途中で挫折した苦い経験があります。

 その経験から見ても、テーマを絞って沢山の記事を掲載するブログは、例え少ない金額でもお金を生み出してくれる可能性はあります。だから、安い単価で沢山の記事を買い取り、テーマ別に複数のブログを運営すれば、それなりの収入を得ることはできるのかもしれません。

 アフリエイトとして稼げるブログが一つでも作り出せればしめたもの。

 しばらくはそのブログが収入を生み出してくれるのです。

 

ゴーストライター

 また、2万字前後の仕事の依頼、これは明らかに電子書籍として出版することを狙っています。

 要するにゴーストライターとしてのお仕事なのですね。

 条件面に、記事を正式に買い取った後は著作権も移動すると明記されています。

 本1冊分の原稿料が2000円前後ですよ。買い取った人はこれを電子書籍として出版します。ゴーストライターの記事で何冊も何冊も。

 原稿料がバカ安なので、100冊ほど出して数冊が少し売れてくれれば元が取れるのではないでしょうか。そこそこ売れる本が出てこればぼろもうけです。

 

 いくら修業期間だとは言っても、このような仕事を請け負うのはむなしいと感じてしまったのです(僕個人の感想です)。

 これではWebライター失格なのでしょうか。

 

僕はWebライター失格?

 Twitterを検索してみると、Webライターの人が数多くつながっており、つぶやきを見てみると、今日これからこれだけの仕事をこなさなければならない、などの景気のいいものが多数見受けられます。既に修業時代を通り越して、単価のいいクライアントと契約して仕事をされている方たちなのでしょうね。毎日毎日、次々と仕事をこなしてゆく。もうプロの方々です。

 そう、彼らはWebライター勝ち組なのですね。

 そこに行き着く前に、書くことが好きでも挫折してしまう人も沢山いるのではないかな。書くことが好きなだけではこの商売やって行けないのではないかと思います。

 

 Webライターを副業として進めている本を読んで、一つ頭の中にこびりついているセンテンスがあるのです。

「Webライターは自己主張が強い人には向いていない」

 依頼された仕事は、主観を表面に出さずに淡々と描く。もしくは読者が興味を持つように書く、ということです。

 商業ライターとしては当たり前のことですが、現在ネット上にあふれている記事の大半がこのようにして書かれているのでしょうか、そうでしょうね。

 そうだとすると、記事の信憑性に???っとなってしまいませんか。

 もちろんプロのWebライターとして活躍されている方の情報処理能力は秀でていることは間違いありません。

 そこに素人が入って行けるのでしょうか。その素人が安い単価で書いている記事って?

 

 現時点で僕が考えるWebライターに向いている人の条件とは

  • 書くことが苦にならない
  • 流行に敏感な目を持っている
  • 視野が広い
  • 情報収集・分析能力にたけている
  • 客観的な目で、自己主張せずにクライアント目線で記事が書ける

 といったところでしょうか。

 

 それに対して私は

  • 書くことが苦にならない
  • 好きなことに目が行ってしまう
  • 視野は一点集中型
  • 好きなことに関しての情報収集・分析は得意だがそれ以外の分野では?マーク。
  • 結構自己主張してしまう

 

 うーん、商業記事を書くWebライターに向いているとは言えません。

 だから批判的な記事も平気で書いてしまうのですね。

 

 なんだか言い訳めいてきた。

 結局お前はWebライターになろうとして挫折したのだろう?

 

それなら自分の本を出してしまえ

 Webライターに挫折したのかって?

 いえいえ、そこで私が考えたことは、書くことが好きで、自己主張したい人間がWebライターになるのであれば、手っ取り早く電子書籍出版にチャレンジしてみればいいではないかということなのです。

 Webライターを副業、もしくは複業の一つとして考えた場合、1日にどのくらいの文字数を書いたら良いのでしょうか?

 仮に5千文字を月20日間書いたとして10万字、電子書籍にして4冊分ほどの文字数に相当します。それならば十分に本を出版することができるのではないでしょうか。もちろん自分の書いた本ですから、著作権は自分にあります。

 毎月4冊というのはあくまでも計算上ですけど、年間10冊近く出版して、そのうち1冊でも読まれたら、副業、もしくは複業の一つとして十分に成り立つのではないでしょうか。

 

 自分で書いた文章は、例えへたくそでも愛着がありますよね。全て自分が責任を取るということで、人に記事を売るゴーストライター(この表現は限定だれた仕事にだけ通じるものであって、すべての仕事に当てはまる言葉ではありません、悪しからず)ではなく自分の名前で本を出してしまえ。

 と考えたのです。

 果たしてこの考え方は正解なのでしょうか?

 ただし、本をただ単に出すということは、それなりのレベルも求められます。本を出すことに対する自分の考えについてはまた別に書きたいと思います。

 

 この件に関しては、この場で書くだけではなく、実際にやってみないことには分かりませんよね。

 私は、レベルは別として書くことが好きですので、今回書いた私の意見について実証実験してみようと考えています。

 さて、どうなることでしょうか?

 

 またこの場を借りて報告させていただきます。