創作の森に迷い込んだカエルの話

写真家、小説家などの創作活動にあこがれるカエルが、ふとしたきっかけで富士山の麓にある創作の森に迷い込んでしまったお話

超ショートショートの不思議な世界 ヒーローになりたい

「ヒーローになりたい」 地球に行ってヒーローなりたいだって? ダメダメ、やめておいた方がいいって。 地球侵略をもくろむ凶悪怪獣なんかと戦ったら、それこそ一生台無しになるよ。 この前、地球侵略にやって来た巨大怪獣と戦ったヒーローがいたの覚えてる…

超ショートショートの不思議な世界 就活

「就活」 何だい君たち、コンビニに急に押し入ってきたりして。 包丁とか手に持っちゃってさ。 金を出せだって? 無いよ。 レジ開けろって? ほら、そんなに入ってないだろ、三千円しかないって。 それでいいの? 君たち三人だろ、一人千円だぜ。 しかもその…

超ショートショートの不思議な世界 女の願い

「女の願い」 神様、私は不老不死の両方なんて贅沢は望みません。 人間いつかは死ぬものですから。 でも、女ですもの、死ぬまでの間、ずっと美しく若く、そう「フロウ」でいたいのです。 私の残りの人生は、あと六十年とおっしゃいましたよね。 その間、今の…

超ショートショートの不思議な世界 副業時代

「副業時代」 「副業でウェッブライター始めたの」 「私は家庭教師、得意の語学力を副業でも役立てるの」 「将来のこと考えると、会社の収入だけじゃ不安ですものね。女性だって頑張って経済的に自立して、安心して生活したいから副業は大事よね」 「ところ…

超ショートショートの不思議な世界 この橋・・・

「この橋・・・」 この橋の真ん中に、立て看板があるぞ。 でも字が小さくて見えないよ、もっと近づいて見てみないと。 それにしても不親切な立て看板だな、こんなに小さい字で書いてあるなんて。 思いっきり近づかないと読めないじゃないか、おまけに気にな…

超ショートショートの不思議な世界 医学vs呪い

「医学vs呪い」 私は自他ともに認める名医だ。 どんな病でも、どんな怪我でも私は絶対に治すことが出来るのだ。 しかし、そんな私の余命はあと一か月。 こればかりはどうすることもできない。 私は呪い殺される運命なのだ。 多額の保険金が掛けられた男性を…

超ショートショートの不思議な世界 食品サンプル

「食品サンプル」 博士からメールが来た。 「お歳暮に送ってもらったタコ、とても美味しかった。どこで取れたタコなのか教えてください。ところで私にお願いしたいこととは何ですか?」 その後、博士の体調は全く問題ないという。 お願いしたいことの返事は…

超ショートショートの不思議な世界 未来のために

「未来のために」 過去の歴史を変えようとしている組織がある。 その情報を入試した我々は、さっそく調査を開始した。 ご存じの通り、過去を変えることは未来を変えることにつながる。どんな小さな出来事であっても、過去の歴史を変えることは許されないのだ…

超ショートショートの不思議な世界 侵略者

「侵略者」 もうそれは人々にとって当たり前の光景になっていた。 その花は最初に地球にやって来た時は、ひっそりと街の片隅で小さな花を咲かせているだけだった。 そして少しずつ時をかけてその数を増やしていった。 その花の存在は、人々の意識の片隅に無…

Webライターのひとりごと「Webライター、書くことが好きなだけではできない仕事」

書くことが好きで、写真を撮ることが好きで、そのどちらかで収入を得ることができたら私の人生もっとたのしく過ごせるのではないかな。 好きなこと沢山見つけて、目指せポートフォリオワーカー(複業)と現在活動中なのですが、収入を得る道はかなり厳しく遠…

ショートショート「ヒールターン(社内バトル小説)」

「ヒロム君、君にヒールターンをしてもらう」 会議室に呼ばれた僕はナガタ営業本部長にそう告げられた。 横でヤマダ人事部長も腕を組み大きく頷いている 。 「察しの良いヒロム君の事だからすでに気がついていると思うが、我が社の極秘プロジェクト IWGP そ…

Webライターのひとりごと「先入観がぶち壊されて快感を味わった日」

その日僕は旧山手通りを神泉の交差点から代官山蔦屋に向かって歩いていた。 時刻は朝の7時過ぎ。 神泉交差点は通勤通学の人たちで少し混雑していたが、山手通りの歩道はまだ人もまばらな時間帯。走る車もあまりなく、静かに気持ちよい朝を歩くことができる。…

Webライターのひとりごと「パンジー(三色すみれ)の花は異星人」

人間には五感というものがある。 言わずと知れた「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」 その中で、視覚から入ってくる情報は全体の83パーセントにもなるそうだ。 その視覚情報、目から入って来て最終的に私たちの脳細胞で情報を処理し認識される。認識の…

ショートショート「ある朝、僕は天使になっていた」

朝目覚めたら、僕は天使になっていた。 頭の上には黄金に光る輪、そして背中には翼が生えている。 僕は早速ベッドから飛び降りて白い服に着替えて朝食の支度をしているお母さんの所へ。 お母さんは僕の姿を見てにっこりと微笑んだ。 「さあ学校に行って、今…

Webライターのひとりごと 「僕はモブキャラクター」

モブキャラクター ‌MOB‌ ‌character モブキャラクター‌‌と‌いう‌を言‌葉‌、聞‌い‌た‌こ‌と‌が‌あ‌り‌ま‌す‌か‌? 漫‌画‌や‌ア‌ニ‌メ‌の‌中‌で、‌原‌則‌と‌し‌て‌名‌前‌を‌持‌た‌ず‌「群衆」として扱‌わ‌れ‌る‌キャ‌ラ‌ク‌ター‌の‌こと‌を‌言‌い‌ま‌す。「モ‌…

Webライターのひとりごと 「雨の日が好きになった理由について」

雨が好きな人は少ない 雨が好きという人は意外と少ないですよね。 あるアンケート結果だと、雨が好きな人は10%程。もうほとんどの人が雨は嫌いなのです。 雨が嫌いな理由は様々、濡れる、選択が乾かない、歩きづらい、外に出るのが億劫など、いくらでもあ…

Webライターのひとりごと「年齢って何だろう」

年齢について考えるようになった 常日頃、年齢について考えるようになってきました。 何故でしょうか。 もう若くないから? 人生の折り返し地点をとっくに過ぎてしまい、残された人生を意識するようになったから? 今までの人生、不完全燃焼で過ごしてきたか…

Webライターのひとりごと「猫、癒しのペットについて考える」

猫の人気について考えてみよう ペットとしての猫が人気です。 2015年にはペットとして飼育されている猫の数が犬を猫が抜いて、ペット界の頂点に立ったという医療もあります。 そんな猫の魅力って? やはり最大の魅力は私たち人間に猫が与えてくれる癒しの感…

Webライターの独り言「Webライターになろう ー僕はWebライターに向いているか?ー」

2021年は僕にとって特別な年となりました。 サラリーマン生活にピリオドを打ってフリーランスになったのです。 フリーランスと言っても、未だに失業保険をもらっている身、収入0円、いわゆるプータローです。 しかし、僕が目指すのはポートフォリオワーカー…

ショートショート「黒猫と僕の不思議な関係」(リライトしました)

「ついていないなぁ」「運が悪いよ」なんて、その場の出来事だけで判断しちゃいけないよ。 自分の身に降りかかった出来事を、その時点の点だけで判断しちゃいけないのさ。点はいくつも限りなくあってそれが続いて線のようにつなり人生というものを作り出して…

140字小説 「天気」

140字小説 空を見上げるのが好きなのです。 快晴の空も、曇りの空も、雨の空も。 さっきと同じ空ってないですからね。 空を見上げていると、心がスーッと軽くなりませんか? 「空のカンバス」 地球は偉大なアーティスト。 真っ青な空のカンバスに雲と光を使…

ショートショート「捕食者」

「捕食者」 6月の、雨が降り続く蒸し暑い夜の出来事だった。 彼は何気なく、いつも餌が下りてくる頭上の扉を見上げた。 少しだけ開いている。しかし餌が下りてくる気配はない。そのはずだ、先ほど食べたばかりなのだ。 試しに鎌首を持ち上げ頭で扉を押すと、…

140字小説「ペット」

140字小説 ペットが逃げ出して騒ぎになりました。 最近、人間が飼っていた生き物が自然界で繁殖し、問題になっていますよね。ほかにもニュースなどのペット関連の話題から思いついた作品です。 「野良猫と妻」 最近町内に野良猫が増えて被害も出ているの。無…

ショートショート「羊飼いとオオカミ」

「羊飼いとオオカミ」 お腹を空かしたオオカミが、森に一頭で住んでおりました。 彼はもう何日も、まともな食事を取ることができないでいるのです。 現在彼の住む森には、食べるものがほとんど見当たりません。シーンと静まり返って、まるで森が死んでいるか…

140字小説 「物語」

140字小説 ふとしたきっかけで、頭の中に昔読んだ童話が今の自分なりの解釈でよみがえることがあります。 大人になった分だけシニカルな内容で、とても童話や昔話とは言えませんね。 「ここ掘れワンワン」 僕は裏山で懸命にお宝を探し。 見つけた! 大声でご…

ショートショート「この指とまれ」

「この指とまれ」 暗闇の中、僕は覚醒した。 ここはどこなのだ、僕は何をしているのだろう。 時間の経過と共に徐々に体の機能が復活して行く。それに伴い思考回路の混乱は大きくなっていった。 どうしたんだ、何が起こったのだ、情報が全く入手できない。 落…

140字小説「本」

140字小説 Twitterに、140字小説コンテスト「月々の星々」があり、毎月定められた文字を使って小説を書きます。5月のお題が「本」でした。そこに投稿した作品です。 「小説家がいなくなった」 新しい本が出版されなくなった未来。 140字小説また落選、類似…

ショートショート「せんべいの法則」

「せんべいの法則」 ある日、帰宅時の電車の中でその感情は突然俺の脳細胞の中に湧き上がってきた。 「せんべいが食べたい」 少し焦げた香ばしい香り、バリっとした歯ごたえ。口の中でかみ砕くと、バリバリボリボリと心地よい破壊音が脳細胞に直接響いてくる…

140字小説 「SF」

140字小説 「SF」の世界を140文字で表現することは可能だろうか。 ストーリーの展開って大事だよね。140文字で挑戦。 「地球征服」 「ガーン!今日の私の運勢最悪よ。 でも、黒のコーデにランチは麺類、上司のお小言注意か。 スマホの運勢チェックは私の朝の…

ショートショート「山椒魚」

「山椒魚」 山里の清流、さして広くない穴の中に山椒魚が住み着いてどのくらいの時が経過したであろうか。 山椒魚自身に時間を認知する能力が備わっているか否かはわからないが、その大きな体格からしてそれなりの時間が経過していると推測される。 そんな彼…