たまにはボーっとしたいですよね。
今回は、ボーっとしてリラックス、そしてストレスを解消することを考えてみましょ。
NHKテレビで、頭の大きい5歳児のチコちゃんが
「ボーっと生きてんじゃねーよ」
と、目玉から炎を吹き出しながら叫ぶのが人気ですが、
人間、ボーっとすることも大切なんです。
チコちゃんに教えてあげましょう。
余談ですが、チコちゃんの目玉の炎、父親(60歳)が
「昔のスポコン漫画「巨人の星」のパクリだ」
と、1人受けながら、毎週チコちゃんを楽しみに見ています。
忙しいあなた、ボーっとする時間 ありますか?
忙しく働いているあなた、“ボーっとする時間” を取れていますか?
私も、経理のお仕事しているから、月末月初はパソコンに向かい数字とにらめっこ。
期日があるから、ストレスは相当なもの。
「ぼーっとするなんてとんでもない」
「時間は一時も無駄にしてはならない」
脳は常にフル稼働。
皆さんもそうですよね。
プレゼンの資料など、様々なデータを取り扱ったり、お客様への対応に頭を悩ませたり。
仕事が終わってからも、英会話や様々なセミナーを受けている社会人の方々もたくさんいらっしゃいますよね。
脳を休ませる時間なんて・・・
ボーっとすると仕事や勉強に効果が
しかし、頭の中を空にして “ぼーっとする” ことには、仕事や勉強の能率を高めてくれるすごい効果があるのです。
「ボーッとした時間を過ごす」と脳は何も考えず、休息します。
その間に一時的に集約された情報や記憶を整理し、次の行動に備えるのです。
つまり、人間には「ボーッと過ごす時間」が大切であり、必要なこと。
脳を休ませる時間がなければ、クリエイティブなことは思いつかないとよく言われます。
「集中とリラックス」のバランスをとることで、これまで思いつかなかったような「ひらめき」も生まれやすくなるそうですよ。
たとえば、お風呂につかった瞬間良いアイデアや、仕事の解決方法が突如「ひらめいた!」という経験をした人もいることでしょう。
これが「ボーッとする」ことの効果です。
“ぼーっとする” ってどういうこと?
“ぼーっとする” とは、心がどのような状態になっているの?
あなたも、心身がくたくたになるような大変な仕事をやり終えたときや、長期に渡る試験期間が終わってほっと緊張が解けたときなどに、放心したような気持ちになったことはありませんか。
大
変なことがいったん終了し、ストレスが取り除かれ、頭の中が空っぽになる。
これが、“ぼーっとする” 状態なのです。
しかし私たちには残念なことに、OA機器の普及(インターネットやスマートフォン)により、絶えず情報が入り込んできます。
また、これら情報を確認しないことには取り残された感覚に陥りますよね。
私たち現代人は本当に「心が休まる時間がありません」。
たまには周囲から入ってくる情報をほどよく遮断することで、心をリラックス・リフレッシュさせてあげる必要があるのですよ。
ボーっとすることには創造性を高めてくれる効果が
ボーっとすることは、セロトニンの脳内分泌が高まり、脳を最適な覚醒状態(頭がすっきり冴えた状態)にしてくれる効果があるのです。
「アイデアが欲しい。仕事の問題解決の糸口が欲しいのに、なかなか出てこない」
そんなときこそボーっとする時間が必要なんです。
“ボーっとする” 方法
いざボーっとしようと思っても、なかなか難しいものですよね。
ボーっとしているつもりが、途中で別のことが気になってしまったり、頭の中に様々なことが湧き出てきたり……。
そこでここからは、上手にボーっとするための具体的な方法をいくつか紹介していきます。
◇のんびりお風呂に入る
忙しかった1日の終わりに、のんびりお風呂に入る。
宇宙遊泳している感覚で、ゆるゆると。
すると、浮かんできた考えや感覚も気にならなくなりますよ。
代官山蔦屋にて
◇瞑想する ~雨音、川のせせらぎ、波の音などを聞いて心を空っぽにする
自分の呼吸や雨だれの音など、単調で複雑で、刺激の少ないものに意識の対象を向けましょう。
続けているうちに、頭の中を様々な考えが浮かんでくることもあるかと思います。
気にせず、聞こえる音にだけ対象を戻してあげることで、瞑想状態をキープできるはずです。
前にも書きましたが、自然界の音は癒し効果がいっぱいです。
◇耳を温める
心療内科医の熊野宏昭先生によれば、ボーっとするには耳を温めるのが効果的なのだそう。耳の中を温めることで副交感神経が刺激され、リラックス効果が得られるのだとか。
ボーっとしましょ
仕事や勉強に忙しいからこそ、たまには “ボーっとする” ことも大切です。
心身が疲れたり、良いアイデアが思い浮かばないと思ったら、一度 “ボーっとする” 時間を作ってみてくださいね。