ログイン 気ままにエンジョイライフ・ドットコム

ブロガー、アフィリエイター、フォトグラファー、マルチクリエイター目指して楽しく生きる!

森沢明夫さんの小説「エミリの小さな包丁」は、日本の神様を分かりやすく教えてくれている

森沢明夫さんの小説

「エミリの小さな包丁」

の最後の部分、田舎の漁師町にひとり住むおじいちゃんと、転がり込んできた孫娘エミリの会話です。

この会話、日本の神社に祀られている神様を、大変にわかりやすく説明していて、しかも感動的な会話でした。

「ねお、じいちゃんに初めてこの神社に一緒に来た時に、わたし『神様っていると思う?』って訊いたじゃん?」

「ああ・・・・・」

「そしたら、おじいちゃん、神様は自分自身のことだって言ったよね」

「言ったかもな」

おじいちゃんは、どこかとぼけたような顔をしていた。

「かもなっ、て」わたしは笑った。「ねあ、れってどういう意味だったの?」

ぺたぺた。ぺたぺた。

ふたつの安っぽいサンダルの音が、静かな境内に響き渡る。

ひんやりとした風が、わたしの頬を撫でていく。

凛。

また、空耳か。

あるいは、胸の中で鳴っているのかーー。

「神社の拝殿の中には、鏡が置かれているんだ」

 ようやく、おじいちゃんの答えてくれる気になったようだ。

「 あ、うん、知ってる」

「じゃあ、エミリが参拝しているとき、その鏡に映っているのは誰だ?」

「あっ」とわたしは声をあげていた。「自分だ」

「そういうことだ」

「なるほど」

「神様っていうのは、万能の存在だろう」

「うん」

境内を出て、青空の下を歩きながら、おじいちゃんは続けた。

「エミリを思いのままに動かせる万能な存在は、唯一、エミリ自身。エミリの人生を自由自在に創造していけるのも、エミリ本人しかいない」

「うん、そうだね」

 わたしは小さく二度、頷いた。

 わたしの生き方や存在価値を決めるのは、わたし。だから、おじいちゃんはいつだって、わたしに余計なことを言わなかったのかもしれない。ヒントになるような言葉はくれても、方向性を決める決断は、いつもわたし自身にさせていたような気がする。

「わたしは、わたし自身の人生を作る神様・・・・・」

 今度はおじいちゃんが黙って頷いた

 

 

日本には、古来から三種の神器があり、日本の歴代天皇により継承されています。

三種の神器とは、鏡、神剣、勾玉

f:id:masaogasan:20190829160307j:plain


 

三種の神器を見ることが出来る人は存在しません。

天皇でも見ることはできないそうです。

f:id:masaogasan:20190829160309j:plain


 鏡の本物は伊勢神宮、レプリカは皇居

神剣の本物は熱田神宮、レプリカは皇居

勾玉は宮中の天皇の寝室の横にある「剣璽(けんじ)の間」

にあるそうです。

 

神社にある鏡は、伊勢神宮にある鏡を御神体としています。

 

鏡、「かがみ」から我「が」を抜くと神になる。

鏡に映る自分の姿こそが神であるという考え方があるそうです。

 

神社にお参りするときは、鏡のように曇りのない誠実な心でお参りすることが大切。

 

「神様は自分?なーんだ、神頼みって結局はないの?」

 

いやいや、何事も自分で決め、判断し、行動する人の背中を神様は押してくれるのです。

自分で決めたことは、成功しても失敗しても最終的には全て正しいのです。

自分の決断が大事。

その姿を神様は常に見守ってくれています。

まるでエミリのおじいちゃんのようにね。