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「わたし、解体はじめました」狩猟女子のくらしづくり ~日本人の食について考えさせられる本

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「わたし、解体はじめました」

畠山千春さんの本です。

 

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

 

 

彼女は、ネットによると

新米猟師、ライター、いとしまシェアハウス管理人。

 

福島県糸島市在住なのかな。

私も福島県で生まれていますので、きになる方ですね。

 

私は昔からアウトドアに興味を持っていて、最近再び自然と向き合うことに興味を持ち始めました。

狩猟に関する本も多数読んでいるのですが、この本を読んで自然の中の一員である人間のあり方について改めて考えさせられました。

 

お金ってなんだろう

畠山さんが狩猟を始めたきっかけは、3.11、あの東北大震災を体験したことだそうです。

お金は、大惨事が起こったらただの紙切れになってしまう。

ということを痛切に感じ、自分の力で生きて行く事を決心したのだとか。

 

今の時代を逆行するような考え方ですよね。

 

本屋に立ち寄って、並んでいる本を眺めてみると、

  • 老後にいくら必要
  • 投資
  • 楽して稼ぐ
  • 副業

などといった内容の本がたくさん並んでいます。

 

皆、生活に不安を持っているんですね。

少しでも多くのお金が欲しい。

生活の安定、人生の楽しみはお金があってこそ。

 

そのように感じている方が多くいる。

また、そのようなことをあおる風潮がある。

 

そう感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

ある意味、お金というもの人生を生き抜くための基本とはならない。

ということを考えさせてくれた本です。

 

食べるということの重要性

人間は食事をしなければ生きて行くことは出来ません。

肉、魚、野菜・・・

 

現代社会では、直接これら食料を生産(調達)することに携わっている人はごくわずか。

先進国で、食料自給率が50%を切り、最も低いとされている国が日本。

 

これはある意味、他力本願。

一大事が起こった場合、食料の供給がストップするリスクを抱えています。

 

お金さえあれば生きて行けるという事は、世の中が正常に機能して初めて成り立つということが理解できます。

 

さらに、日本は食料の廃棄数量も膨大な数量となっていることが、しばしば新聞紙上などで問題視されています。

 

今、日本人の食の問題を真剣に考えなければならない時期に来ているのではないでしょうか。

 

食料は、簡単に工場で生産されるものではないのです。

 

殺して食べるということ

動物は、他の命を奪い、摂取することで生き、子孫を残します。

それは、DNAに刷り込まれた本能に従って活動しているといえるでしょう。

しかし、自ら他の動物に狩られて命を落とすこともあるのです。

 

そうやって、自然界の連鎖の中で地球上の生物は生きているのです。

 

人間もその一部。

 

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少し前までは、自分で野菜を育て、漁に出かけ食を得ていた。

 

肉を食らうということは、そう言うことなんですね。

他の命をいただき、自らの生命を維持する。

 

でも、人間には知恵があるために、その行為に対して様々な思いが発生する。

 

畠山さんも本の中で、猟師として、人間として様々な葛藤と戦います。

 

人間も、古来から同じように葛藤してきたのでしょう。

 

猟師も山に入るときは身を清め、山の神様に祈り、感謝をします。

 

収穫の秋の秋祭りも、神様に感謝する祭りです。

 

いま、そのように食を提供してくれた自然に感謝する気持ちがう薄らいでしまっているのではないでしょうか。

 

直接自分の命と向き合うことが無くなる。

食への感謝が無くなる。

 

なんだか現代社会が病んでいる部分の根底にはこのような問題があるのではないかと感じる今日この頃。

 

この本はそのようなことを考えさせてくれる本でした。