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お父さんは何歳まで働き続けるのか? お父さんに明るい未来は待っているのか

お父さんは何歳まで働き続けるのか?

人生100年時代の動き

人生100年時代に向けての動きが加速している。

国は、定年制度を撤廃、もしくは70歳を努力義務として企業に求めることを法案化するらしい。

お父さんは何歳まで働かなければならないのだろうか。

 

マスコミは、年金制度は破綻するだの、老後は実は2000万円以上必要なのだよと、シニア世代の不安をあおる。

そのような不安をあおるような書籍は本屋の目立つ場所にうず高く積まれ、証券会社や投資会社はシニア世代をターゲットとする商品を売りつけようと躍起になっている。

 

これもビジネスチャンスにしようと抜け目のない連中が狙っているのだ。

 

なんにでも商売にしてしまう、怖い時代である。

 

お父さんの会社でのとある出来事が、お父さんをまたもや悩ませてしまった。

 

70歳まで社員を働かせる工夫

月次の定例報告会である工場長が、自慢げに発表した。

 

最近話題のパワースーツの導入である。

パワースーツ、SFの世界の話かと思っていたら、すでに企業に深く入り込んでいるのである。

 

世の中、人手不足が大きな問題になってきている。

工場でも、三交代勤務などは敬遠され人が集まらない。

現場作業員の高齢化も進む。

 

ある工場長が、腰をサポートするスーツを導入したのだ。

「これで50代の作業員でも無理なく20キロの原料を扱えます」

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素晴らしいことである。

肉体の年齢的なハンディを克服できるのである。

定年まで現場で力仕事が出来るのだ。

 

もう数年もすれば、現在寝たきりの方たちも、パワースーツに身を包み、社会復帰し第一線で働ける時代となるかもしれない。

 

でも・・・

 

体のハンディを克服できる事は素晴らしいことである。

 

だからと言って、そうやって克服した人達が、永遠に働き続け無ければいけないのだろうか?

企業は生産性を重視するから、どうしてもそのような発想になってしまうのかもしれないけれど。

 

人生とは何のためにあるのか

本来、人生は楽しむためにあるものではないだろうか。

 

お父さんは深くため息を漏らしたのであった。

 

そんなお父さんの会社の定年は65歳である。

それをうらやましいという取引先の営業マンもいる。

 

さらに、60歳からは週休3日、4日も上司と相談して選択できる。

セカンドライフサポートプランだ。

 

他社からは恵まれすぎている制度だとうらやましがられる。

実際、お父さんも良い制度だと思っていた・・・・

 

ある日、お父さんは他部署の同年代の社員から声をかけられた。

「セイコウさん、もう60歳だよね、俺は週休3日にしたよ、これで野菜作りや釣りをもっと楽しむんだ」

 

素晴らしいではないか。

 

お父さんも考えた。

子供たちもとっくに大学を卒業している。

私も人生楽しむ時間を増やそうではないか。

 

そして、週休3日を申請した。

 

が、却下されてしまったのだ。

 

理由は、仕事を代行できるものがいない。

 

「えっ?」

 

とんでもないところに就職氷河期の影響が

昔あった、就職氷河期の影響がお父さんに降りかかってしまったのだ。

 

1980年代半ばから1990年代半ばの世代に大学を卒業した世代の事である。

社会では、この年代の管理職が少ない。

採用人数が少なかったのだ。

 

転職市場でも、この年代の管理職は人気があるようである。

 

また、シニアでも管理能力のある人材は重要視されてき始めている。

 

別にお父さんは、自分自身が特別な管理能力を持っているとは思わないのだが、

確かに次の世代(管理職としての)とは、二回りほど年齢が離れているのだ。

 

俺は働きながら人生を楽しむことは許されないのか?

 

お父さんはガックリとうなだれてしまった。

 

お父さんの未来

そんな時に、例の工場長の言葉が脳裏を駆け抜けた。

「パワースーツを導入しました」

 

お父さんは想像した。

お父さんの未来の姿を。

 

お父さんは、全身の筋肉をサポートするパワースーツに身を包み、尿漏れパンツをはいて懸命に作業する。 

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国は年金受給額を80歳からに引き上げている。

その財源を確保するためにも懸命に働かなければならないのだ。

 

若い世代の人口は順調に(?)減少している。

老人となったお父さんたちは、いまだに企業にとって貴重な労働力なのである。

 

お父さんの収入の大半は、健康維持のために消えてしまう。

働くために必要健康を維持するために働く。

 

何のための人生なのだろうか。

 

今宵、お父さんは酔いつぶれるまで飲むのであろう。

たまには良いではないか。

二日酔いでも明日は休みだし。

泣くなお父さん!



*ここに登場するお父さん、お父さんの会社はフィクションです。