創作の森に迷い込んだカエルの話

写真家、小説家などの創作活動にあこがれるカエルが、ふとしたきっかけで富士山の麓にある創作の森に迷い込んでしまったお話

超ショートショートの不思議な世界 布団人間張り付けの刑

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「布団人間張り付けの刑」 

 まだ寝ていたいよ、あと五分でいいから、ダメならせめてもう一分。

 僕は子供の頃から朝はずっとこんな調子。最後にはあわてふためいて飛び起きて、朝食も食べずに身支度整え駅に猛ダッシュ。

 子供の頃よく思ったんだ。起きるのが嫌だ、布団の中でずっとヌクヌクしていたい、このまま布団人間になってしまいたいなんてね。

 布団人間だなんて笑っちゃうよな。でも子供の発想力って面白いと思うよ。

 布団人間って今考えるとオネショしちゃったらどうなるんだろうね、お母さんによる張り付け日光浴の刑が待っているよな。あの子オネショしたってみんなにばれてしまう。子供の頃はさすがにそこまでは考えなかったな。

 布団人間になった自分を想像して、満員の通勤電車の中で思わず笑ってしまう僕なのだった。