創作の森に迷い込んだカエルの話

写真家、小説家などの創作活動にあこがれるカエルが、ふとしたきっかけで富士山の麓にある創作の森に迷い込んでしまったお話

超ショートショートの不思議な世界 痛い!

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「痛い!」

 街を歩いていたら、可愛い女の子が手を振っている。えっ、僕を手招きしているの?
 ふらふらと近寄って行ったら・・・
突然体にものすごい痛みが走り、グイグイとすごい力で引っ張られる。やめてくれ、僕は涙を浮かべながら抵抗するが、そんなことはお構いなしだ。
 そして突然空が割れて巨大な手が出現し、僕の体をむんずと鷲掴みにして引き上げた。
 どうやら僕の体には針がめり込んでいるらしい。その巨大な手は僕の体から針を外すと、また元の世界に戻したのだ。
 頭上から「ナイスファイト、サンキュウー」と声が降ってきた。
 痛みとめまいで意識がかすむ中、僕は街中でうずくまってしまった。
 一体何が起きたのか。
 僕はそこで冷や汗をかきながら目覚めた。
 窓の外は雲一つない晴天。
 そうだ、僕は今日バスフィッシングに出掛けるのだ。
 それにしても嫌な夢を見たものだ。朝からテンションめっちゃ下がる。