創作の森に迷い込んだカエルの話

写真家、小説家などの創作活動にあこがれるカエルが、ふとしたきっかけで富士山の麓にある創作の森に迷い込んでしまったお話

超ショートショートの不思議な世界 美女を前にして

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「美女を前にして」

 色白のグラマーな美人が私に手招きをする。
 見るからに健康美の引き締まったボディを持つ美女も私を誘惑する。
 今日はどちらの誘いに乗るべきか。
 モテる私はいつも悩んでしまうのだ。
 優柔不断といわれてしまえばそれまでなのだが、こんなにも魅力的な二人の女性から誘惑されてしまったら、この世に悩まない男性なんていやしないだろう。
 いつまでもグズグズ悩んでいるわけにもいかない。周りの人々の視線だって気になる。
 ここはひとまず、私はこのような状況は手馴れています、みたいな余裕の態度でさらりと決めてしまわなければ。
 それにしても決断できない。
 えーい、この際目をつぶって決めてしまえ。
 私はエイッと、食券販売機のボタンを押した。
 結論を言ってしまえば、私のこの日の昼食は中国系の美女、中華麺とお付き合いすることになった。